専属の歯科技工所「デンティーノ」 | たちなみ歯科口腔外科クリニック

たちなみ歯科口腔外科クリニックの専属歯科技工所「デンティーノ」について

たちなみ歯科口腔外科クリニック専属の歯科技工所です。複数の技工士が在籍しており、主にオールセラミックス補綴、インプラント上部構造などの歯冠補綴を得意としております。

専属歯科技工所のメリット

通常、被せ物や入れ歯などの補綴物は外部の歯科技工所に外注している歯科医院が多いです。
外部の歯科技工所では石膏の模型だけを見て製作していきますので、それだけの情報だけで実際の患者様に本当に合ったものが製作できるのかという問題があります。
それに比べ、当院では患者様の来院時に歯科技工士が立ち会い、石膏模型だけでは分からないその方の歯の揺れ、咬み合わせの状態、歯の色、顔貌とのバランスなどを直接確認して補綴物製作を行います。
また、角ばった男らしい歯にしたい、丸みのある女性らしい歯にしたい、周りの歯より少し白い歯にしたい、出っ歯をなるべく引っ込めたい等の患者様それぞれの持つご要望を細かく歯科技工士がお伺いし補綴物に反映させます。
模型を見るだけでは絶対にわからない、患者様の顔を思い浮かべてその方にとって一番ベストなものを一緒に製作できます。

「デンティーノ」の特徴

デンティーノでは最新のデジタル機器設備を有しております。
近年、工業界ではCAD/ CAMを始めとしたデジタル機器の発展は目覚ましいものがあり、DX（デジタルトランスフォーメーション）が進んでいますが歯科でも例外ではありません。
デジタル化することによりこれまでできなかったことが出来るようになって患者様へのメリットを増幅させることが出来るようになったのです。
当院では早くからデジタル機器の導入をしており研鑽を積んできた結果、それらを高次元で取り扱うノウハウを有しております。
そのため高精度で多種多様な補綴物を患者様に提供することができます。

「デンティーノ」で取り扱う機材

Production inLab MC X5

inLab MC X5は、3D CADで設計した補綴物を加工するための精度の高い5軸加工機です。ドライ、ウエットそれぞれの加工に対応しており、さまざまな材料の加工が可能です。ジルコニア、ポリマー、コンポジット、ワックスおよびシンターメタル、さらにガラスセラミックやハイブリッドレジンを加工できます。

inEos X5 Scan with inLab

inEos X5は、石膏模型等をデジタル化するための3Dスキャナーです。精度は2.1 µmと現在流通しているデスクトップスキャナーの中でもトップクラスに高精度なものです。また独自の5軸スキャンテクノロジーによりあらゆる角度からのスキャンが可能です。

プログラマット EP3010

プログラマットEP3010は、プレスセラミックス（二ケイ酸リチウムガラスセラミックス）をプレス加工するためのプレスファーネスです。また、天然歯の色調をより高度に再現するためにはポーセレン（陶材）をレイヤリング（重ねて築盛）しますが、そのポーセレンをセラミックフレームに焼き付けるためにも用います。

Zircom

Zircomは半焼結ジルコニアを焼結するためのシンタリングファーネスです。焼結されたジルコニアはとても硬く、また無理に加工しようとするとクラック等の原因になります。しかし、自社で加工機とシンタリングファーネスを保有することにより柔らかい状態の半焼結ジルコニアにさまざまな加工ができるようになります。例えば、より天然の歯に見えるように溝を掘り込んだり（カービングテクニック）、患者様固有の歯の色に着色（インフィルトレーションテクニック）等です。これらは設備を保有している施設でしか行うことができません。